【明日から】「歌川広重 江戸のベストアングル 内山晋コレクション」展がスタート
明日より東京国立博物館で特別展「歌川広重 江戸のベストアングル」が始まります。本展は1〜3期に分かれており、1期は「東海道五拾三次」、2期は「木曽海道六拾九次」、3期は「名所江戸百景」と、期ごとに異なる代表作が全て鑑賞できます。詳しい会期は以下の通りです。
【会期】
1期:9月29日(火)~10月25日(日)
2期:10月27日(火)~11月23日(月・祝)
3期:11月25日(水)~12月20日(日)
前売り券は本日までasoview!にて購入可能で、当日券よりも1枚あたり300円安くなります。全期を楽しみたい方のために、お得な3枚セット券も販売中です。(チケット購入はこちらから)
今回は「名所江戸百景」のシリーズ中から、秋の名作《猿若町よるの景》をご紹介します。昨日は満月でしたが、皆さんは空を見上げましたか? 19世紀に活躍した浮世絵師・広重も、同じように秋の満月を愛でたに違いありません。
作品に描かれている賑やかな「猿若町(さるわかちょう)」は、現在の浅草6丁目にあたります。この周辺は江戸時代、森田座・市村座・中村座の3つの芝居小屋が集まる歓楽街でした。ちなみに今年、浅草寺の境内の仮設会場で『忠臣蔵』などを披露する「平成中村座」の公演が行われるそうです。毎年行われているわけではないため、8月上旬のチケット発売時には即完売するほどの人気ぶりでした。
下の作品に目を向けると、夜空にポーンと浮かぶ満月が、街を行き交う人々を優しく照らしています。人や動物の足元から伸びる短い影が、月夜の明かりの強さを物語っており、広重ならではの情緒あふれる光の表現を体感できる一枚です。
